中野まで、自然栽培フェアへ行ってきました。
「日本には、世界に誇る農業がある!」というキャッチコピー、その通りだと思います。
会場は、お客さんが賑わっていて自然農への関心の高さか、シンプルに美味しいからか、行列が出来ていました〜。
そもそも自然栽培とは?
農薬も肥料も与えず、作物を育てること。
あれ?有機農法とかと違うの?と思われるはず…
簡単に言ってしまうと、違うのです。
有機農法というのは、化学肥料は与えず、有機肥料を与えます。
有機肥料とは、油粕や魚粉、鶏糞など、植物性または動物性の有機物を原料にした肥料のことです。
ついでに言うと、鉱物などの無機物を原料として、化学的方法により製造された肥料を化学肥料といいます。
そして、自然農法とは?そのどちらも与えません。
え〜っ、じゃあ土に栄養が足りないんじゃあないの?美味しくない野菜なんじゃないの?と思いませんか?
私は、思いました←無知な人。
結論は、美味しい! 感動するほど。
栄養も問題ありません。と言うか、安全性も高まるのです。
どういう意味?と思いませんか?
私は、思いました←最も無知な人。
ざっくり言うと、有機肥料はどういう由来?ということ。材料の動物の糞、油かす。
動物の糞は何から出来ている?
動物の食物から出来ています。動物は何を食べているのだろう…
油かすも、油はどこから?原料などもどこから?
結局は、追えないのです。
自然農法というのは、基本的には自分の畑内でほとんどを賄う方法です。
そして、微生物さんや虫さん達の働きで野菜を美味しくしてもらうのです。
微生物さんは、繊細で神経質なので科学的なものが嫌いです。如実に結果に表れますので、彼らが好む土壌の環境に配慮するのが、人間の主なお仕事になるのです。
そして、種のおはなし。
種というのは、基本的に花が咲いて実が出来たら、種が採れます。が…それは昔ながらの種のこと。
F1種という市場で出回る種は、一代限りの作物なのです。種を採取しても、蒔いても野菜はうまく育ちません。そういうプログラムされた種なのです。
自然栽培の農家さんは、固定種というF1種ではない野菜を多く扱っています。なぜなら、種を毎年毎年同じ土壌にまく事で、土地にあった強い野菜が育つようになるからです。何年もかけてそのようになるのです。野菜は、短期的な視野では出来ないのですよね。
来年、固定種の種を育てるのが法律で禁止になるかも…?!
食材の幅が狭くならないように、関心が広まることを祈ってしまいます。
スーパーなどでは手に入らない固定種の野菜、一度食べてみるとファンになりますよ〜
味が濃くて、香りが良くて美味しい。
まだ、試されたことがないとしたら、勿体ない!
ぜひお試しくださいな♪