
先日、日本大学生物資源科学部の小島仁志先生の講座を受けました。
雑草の素晴らしさに感動してしまう講義でした。
雑草の説明を少しだけ…
さて雑草というイメージは、どういうものでしょうか?
・邪魔なもの
・すぐ生えてくるもの
・しぶとい…etc あたりでしょうか。
ネガティブイメージなものが多いと思います。
でも、先生によると雑草という名前の植物は無い!とのことです。ざっくり説明しちゃうと(専門用語が難しいので)
雑草とは…
野菜以外の草のこと
雑草の方が、圧倒的に範囲が広いということですね。
ちなみに山菜は、野草と呼ばれていますが、食べられる雑草ともいえる。
ほうほう、なるほど。
じゃあ野菜と食べられる野草って、どう違うの?
野菜=品種改良を受けたもの
それ以外=品種改良されていない自生しているもの
ということなのです。
そもそも品種改良って何?
雑草のこと、少し理解が深まると嬉しいです。
そして…農業の先生、小島(おじま)さんと雑草の先生、小島(こじま)さんは、本気で食糧危機の日について考えています。
えぇ~食糧危機ってそれは極端すぎるでしょ!と思われるかもしれませんね。極端な話でしょうか。
実は私も最初は、極端だなぁと思いました。スミマセン。
でも、食材のルーツを探っていくと、強ち極端すぎることもないのですよ。
かなりざっくりいいます。
いわゆる野菜として栽培されているものは、長い歴史の中で栽培植物として品種改良を受けてきた。
その後、科学的に遺伝子組み換え、ゲノム編集して、人間の作業を効率化しようと変化させていこうとしています。
それの何が悪いの?と思われるかもしれません。
悪いか悪くないかが、まだわからないのです。人体及び自然界にどれだけの影響が出るかは、これから証明されていくからです。
自然界では、自然交配・交雑をします…悪かった!と判明してからでは回収し尽くすのは無理でしょう。
そこら辺のことは、とても上手に説明されているコチラ
そこで、雑草がスゴイのです。
先生によると雑草は、交雑しないらしい。
起源が億単位で古いので交雑し尽くしたのでは?という仮説です。
証明するには、まだ時間が必要かもしれませんが。
私の浅い知識の上での感想なので、理解不足と間違えがあるかもしれません。
でも、そういう未来を含めての講義でした。来年の春には、雑草の実食会だそうです。苦そうだなあ~